RC住宅とは?

RC住宅とは鉄筋コンクリートで造られた建物

RC住宅とはどのような工法なのか

一戸建て住宅やマンションなどの建物を施工する工法はさまざまな方法がありますが、その中で鉄筋コンクリート住宅のRC住宅について詳しく解説していきたいと思います。

一般的にRCとは簡単にわかりやすく言えば、コンクリートによる構造と、頑丈な鉄筋による構造が合わさったタイプの工法で、RC造と呼ぶこともあります。RCによる工法で建てられた戸建住宅やマンションなどの建築物のことをRC住宅と言います。RC住宅の「RC」とは英語で「Reinforced Concrete」(リインフォースト・コンクリート) と言い、「Reinforced」とは「強化」「補強」という意味があります。

RC構造以外の建築工法では、木造のW造、鉄筋造のS造などの工法があります。

これらの工法と比較してもRC造によるRC住宅はもっとも頑丈で、もっとも耐震強度が高いのが大きな利点です。

自由な設計ができる

近年は、全国各地でRC造の工法が採用されたRC住宅が増えています。その理由と背景について考察していきたいと思います。

日本は地震の多い国であり、いつどの場所で地震が発生するのか、まったく予測もつきません。建築基準法基づく新耐震基準をクリアした木造住宅の場合は、震度7以下の地震が発生した際に、全壊または半壊するケースは少ないようです。しかし、建築基準法の新耐震基準を満たしていない古いタイプの木造住宅の場合は、地震の揺れによる影響が大きく、大きな被害が発生するリスクが高いです。一方、RC造りによるRC住宅の場合は鉄筋コンクリートであるため、頑丈な家づくりを実現することができます。

もう一点、RC住宅の利点について補足しておきます。木造住宅の場合は木で造られた柱を複数設置する必要があり、デザインや設計に関する自由性が低いのが難点です。

一方、RC住宅は木を使わない代わりに鉄筋とコンクリートの建築資材が使われており、室内の広さや設計について自由にデザインすることができます。家族の人数や生活スタイルによって、オリジナルで設計された家を建てられるのが魅力です。